ROCK特別講演会にて玉木雄一郎氏にご講演いただきました
後期 第3回は、12月7日(土)に「国民民主党のめざす国のかたち」と題して、玉木 雄一郎(たまき ゆういちろう)氏(国民民主党、衆議院議員)に、ご講演いただきました。当日は、時折冷たい風が吹き、冬らしく身が引き締まる空気の中、115名の方々が会場に集まりました。
はじめに、ご自身と国民民主党のプロフィールについて触れられた後、「選挙(議員の就職)を最優先にして理念や信念を曲げるような政治をしない」「対決より解決。他の政党の後追いではなく、政策で先進性を打ち出す『改革中道政党』である」ことが結党以来の方針となっていると紹介されました。
その根底となる国家、政治の理念として、西郷隆盛の遺訓集にある「文を興し、武を振るい、農を励ます」を現代に置き換えた「人を育てる、国を守る、産業を興し民を豊かにする」が党の政策の3本柱となっていると力説。どの柱を欠いても国家が国家として成立し得ないという認識の下、体系的に物事を考えて政策を提言できるのが党としての強みだと訴えました。
講演中、国民民主党の目指す経済政策、外交安全保障政策、エネルギー政策等について、説得力のあるデータや例えを用いてわかりやすく説明され、日本の各分野における人的・技術的窮状を強く訴えられましたが、ただ危機感を煽るのではなく、同時にその状況を打破しようという強い意志と冷静な知見を示されました。
質疑では受講生から多くの質問が寄せられ、玉木氏の終始オープンでエネルギーを感じさせる姿勢に会場が魅了された講演会となりました。