ROCK特別講演会にて泉健太氏にご講演いただきました

2024年度 前期 第1回は、5月18日(土)に「新政権のあり方」と題して、泉 健太(いずみ けんた)氏(立憲民主党 代表、衆議院議員)に、ご講演いただきました。当日は、強い日差しに照らされた学園の緑が生命の漲りを感じさせ、5月中旬とは思えない暑さの中、会場には206名の方々が集まりました。

はじめに、ご自身が衆議院選挙に初当選されるまでのご苦労についてユーモアも交えながらお話しされ、議会という意思決定の場は本来、世襲議員や資産家に限定されることなく、生活で苦しむ方々、現場で仕事をされている方々等、多様な属性の方に開かれ、チャレンジできるようにすることが大事だと訴えられました。
そして、ご自身が代表となっている立憲民主党について、その発足・成り立ちについて紹介され、「立憲主義」を謳うリベラル中道政党としての理想をしっかりと掲げたうえで、現実的なアプローチをもって進んでいきたい、との思いを述べられました。続いて、立憲民主党と自民党との違いについて、政策方針の観点から対比し、能登半島地震の復興やインボイス導入の問題、食料安全保障等の事例を挙げながら、「自由競争と共存共栄」「自助と公助」「経営と労働」等の捉え方の違いについて、わかりやすく説かれました。
さらには、政治献金・裏金問題に対する見解や、経済政策や安全保障、民主主義国家における野党の役割の重要性について詳しく論じられ、党として議員立法にも真剣に取り組み、政権に向かう準備をしていること、政権交代の暁には、民主党政権時代の反省を踏まえ、「約束をしすぎない」一方で必ずやることは国民と約束をし、世論の後押しを得て実現したいとの思いを熱く語られました。質疑では多くの方が挙手され、泉先生のオープンな姿勢と熱量に会場が魅了された講演会となりました。


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