ROCK特別講演会にて松川るい氏にご講演いただきました

前期 第1回は、5月20日(土)に「日本のあるべき外交・安全保障」と題して、松川 るい(まつかわ るい)氏(参議院議員)に、ご講演いただきました。
当日は、走り梅雨に漏れ、木々の緑もいっそう深まったように感じられる中、会場には113名の方々が集まりました。
ご自身が外務省時代に関わられた過去のサミットに触れながら、今回の広島サミットを歴史的なサミットと位置づけ、唯一の戦争被爆国かつ唯一のG7アジア参加国である日本に、紛争当事国の指導者や「グローバルサウス」主要国を招いたことの意義、核軍縮と核抑止、経済安全保障といった課題への貢献について、大変わかりやすくお話しいただきました。また、日米韓及び台湾の安全保障問題の今後の見通しや、防衛産業の維持・強化、装備移転の促進の重要性について解説していただき、防衛装備移転三原則及び運用指針が抱える問題について、「5種類の野菜しか扱えない青果店」とコミカルに例えつつ、改善に向けての熱い思いを語られました。最後に日本国憲法の前文についても触れられ、主権国家としてふさわしい内容に改定し、日本が自立的で創造的な力強い国となることへの期待と意欲についてお話しいただきました。受講生からも多くの質問が寄せられ、松川先生の朗らかでありつつも熱量のある芯の強さに会場が魅了された講演会となりました。


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