「本居宣長」~新たな「いのちの思想」の構築者~
基本内容
- 講座番号
- B0002
- 開催日
- 2025年5月16日(金)~6月20日(金)
- 回数
- 全3回
- 時間
- 10:40~12:10
- 定員
- 55 名
- 受講料
- 8,400 円
- 分野
- 歴史・思想・宗教・芸術
- レベル
- -
- 開催期
- 前期
講座内容
江戸時代の思想家「本居宣長」は、戦後の日本思想史の議論の中で激しい批判の対象になってきました。その原因は、彼の思想が徹頭徹尾「漢意(からごころ)の否定」によって貫かれていたからであり、その思想が「排外主義に基づく偏狭なナショナリズム」を生むものと危険視されてきたからです。しかし、宣長が否定し続けた「漢意」とは真に何を意味していたのか、そしてその否定の先に彼が見出したのは、どのような〈こころ〉のあり方だったのかー。この講座では、現代的視点による「本居宣長」の再解釈を通して、彼が強調した「日本のこころ」とは何だったのか、そこにはどのような思想の可能性が秘められているのかを、皆さんと一緒に考えていきます。
対象者
興味のある方ならどなたでも
教材
プリント配付
備考
【参考書籍】『比較文明学の50人』、小倉 紀蔵、筑摩選書、2,420円(参考価格)、ISBN:9784480018144
スケジュール
回 | 開講年月日 | 講義内容 |
---|---|---|
1 | 2025/05/16 | その1:宣長と解釈学―「意」と「事」と「言」とはー |
2 | 2025/05/30 | その2:宣長による現象世界へのまなざしーものに「動く」こころー |
3 | 2025/06/20 | その3:「むすひ」―新たな「いのちの思想」へー |
講師紹介
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岩澤 知子
(麗澤大学国際学部教授、麗澤オープンカレッジ長)